日中はグッと気温が上がり、Tシャツ一枚でも汗ばむ季節になってきました。
いよいよ、夏本番ですね
暑くなってくると、食欲が落ちてきてしまいます。
大切な栄養素が摂れないことで、夏バテにもなりやすいです。
平成会栄養部では、これまで夏の企画食として
冷たい麺フェア
辛み・酸味などの食欲を刺激する味覚にこだわったメニュー
といったテーマに焦点を当て、
暑い中でも、ご利用者様にしっかりとお食事を召し上がっていただけるような
メニューを考案してきました。
そして・・・
今年も夏の冷たい麺企画を実施します
平成会のご利用者様は、洋風のものを好まれる傾向にあるため、
今回は『アジア・洋風の味』をテーマに、いろいろなメニューを考案中です
お楽しみに
まさか長野県内で“れんこん”が生産されているとは・・・
その名も『綿内れんこん』だそうです。
県内でもあまり物流していない希少種とのこと。
今日でも、正月に向けた贈答品として使われておりますが、歴史あるれんこんのようです
お正月やお祝いごとにかかさず登場する縁起物のれんこんを是非ご賞味ください
京都名物「にしん蕎麦」を召し上がれ
にしんの旬は10~12月
にしんの卵「数の子」を獲る意味では産卵期の春が旬ですが
魚自体は秋が美味しいそうです
そこで11月の旬の魚企画は 『にしん』
甘辛く煮付けたにしんを、ちょうど新蕎麦の時期の今
にしん蕎麦で召し上がっていただきます
京都は都として日本の中心地だったため、全国から海産物のみならず、多様な地方の名産品が集まりました。
乾燥させた身欠きにしんは日持ちするため、京都の人にとても人気があったそうです。
海から離れた京都では現在のように鮮度を保つ技術がなかったこともあり、
身欠きにしんに手を加えて甘露煮にしたにしん蕎麦が名物として定着しました。
ご存知の方もいるかと思いますが、京都では「総本家にしん蕎麦松葉」が1882年に初めてにしん蕎麦を売り出しました
この企画をはじめたきっかけ・・・
『旬のテーマ食材を決めて、一週間くらいかけて全く違うメニューを提供したら、きっと面白い企画になるよね』
この施設栄養士の一言で始まりました(笑)
『施設の食事』ってなんで同じ食材が重ならないように献立がつくられるの???
食材が重複しないようにすることの重要性は???
当法人を利用いただく方々に提供するお食事として何が相応しいのかを考えました。
結論として、季節を感じていただく旬の食材をふんだんに召し上がっていただきたいという思いを大切にすることでした。
新型コロナウィルスの影響で外出することが出来ないご利用者様に、お食事から季節を感じて楽しんでいただきたいと思います。
各事業所の様子もこれからアップされると思いますのでそちらも是非ご覧ください
■■■ 2月の鮮魚はヒラメのそっくりさんです ■■■
2月の旬の魚『鰈』。
水分と脂肪分を多く含んだ鰈は、やわらかく上品な味わいです。
食べやすいため、利用者様に人気のある魚です。
そんな鰈ですが、見た目がそっくりな魚が「ヒラメ」ですね。
下のPOPにも写真がありますが、色に若干違いがあるものの形はとても似ています。
見分け方は、目を上に向けたとき左を向くものが「ヒラメ」で、右を向くものが
「鰈」と言われています。
そんな見た目が似ている両者ですが味には違いがあります。ヒラメは身が引き締まっているため
刺身で食べると美味しいですが、鰈の場合は煮付けやから揚げするのがおすすめだそ
うです。
2月も施設栄養士が様々なイベントに合わせて献立を考えていますので、
どこかで提供されるかもしれませんね。
お楽しみに!
秋は”紅葉鯛”
お祝い事に欠かせない、”鯛”。
大相撲などでも、優勝した力士の前に並ぶお祝いの品の中には、必ず大きな鯛が飾られています。
鯛がお祝い事に使われるのは、”目出度い(めでたい)”と”鯛”をかけているのは結構有名ですね。
ですが、季節によってその名が変わるのはご存知でしたか?
春採れる鯛は”桜鯛”秋採れる鯛は”紅葉鯛”だそうです。
季節によって名前が変わるのは、なんとなく日本らしさがありますね。
10月は紅葉鯛を提供いたします。ちょうど紅葉も色付き始める時期ですね。
●提供の様子はこちら>>> http://heisei-kai.jp/heiseikai-style-foods/shisetsu/2016/11/post-232.html
●▲●▲● 季節のリンゴフェア9月 紅玉 ●▲●▲●
数あるリンゴの品種の中でも有名なものの一つである「紅玉」
その歴史は古く、日本には明治時代から作られるようになりました。
時代の流れを受けて現在は”ふじ””つがる”が有名ですが、かつては数あるりんごの中でも主力の品種とされていました。
そんな紅玉ですが、美味しく楽しむために加工するのがおすすめです。
特にアップルパイや焼きリンゴなどにすると、その実の赤色が映え、甘味も引き立ちとても美味しいりんごとなります。
季節のリンゴフェア 9月後半は「紅玉」
ジャムやコンポートにしても良し、アップルパイにしても良しの美味しいリンゴです。
真っ赤なりんごを是非お楽しみください♪
季節のリンゴフェア9月 「ブライムリーアップル」
「ブライムリーアップル」をご存知ですか?
初めて聞く方もおられるのではないでしょうか。名前が洒落た感じで、外国の雰囲気がありますね。
このリンゴはイギリスで生まれた品種で、”クッキングアップル”として人々から愛されています。
その人気は強く、1000種以上のリンゴが集まるイギリスの品評会で最優秀賞を獲得したほど!
今ではイギリスでは欠かせないリンゴとなっています。
この「ブライムリーアップル」ですが、実は日本でも栽培されています。
それは、なんと小布施町。
栗に次ぐ町おこしの目玉にするべく、試行錯誤を経て栽培にこぎつけました。
近年この「ブライムリーアップル」は食用リンゴとしてじわじわ人気が出てきて、料理愛好家やパティシエ
からも注目されています。
そこで季節のリンゴフェア、9月は「ブライムリーアップル」です。
普段のりんごとは違い、このリンゴは強い酸味が特徴です。
ジャムや料理のソースに・・・クッキングアップルならではの料理を考えております。
お楽しみに♪
*・*・ 秋の味覚、ぶどうが旬を迎えます ・*・*
長野県塩尻市は全国有数のぶどうの産地です。
平成会の施設がある「せせらぎ」「ケアハウスなごみ」の近くにもぶどう畑が広がっています。
ぶどうの品種は果物の中でも多く、世界で10000種以上あると言われています。
日本ではその内の50~60種ほどが栽培されていて、秋になると沢山の品種が売りだされます。
今回の企画は、そんな品種が多いぶどうを楽しんでいただくために、7つの品種をご用意しました!
それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
●巨峰・・・一番有名なぶどうの王様。粒が大きく、強い甘味が特徴です。
●シャインマスカット・・・大粒で強いマスカットの香りがします。糖度が高く、酸味は弱めです。
●炎山(えんざん)・・・美しい実の色と、ジューシーな果汁が特徴。名前の由来は、深紅色からだそうです。
●黄玉(おうぎょく)・・・極めて甘い大粒の白ぶどうとして近年注目されています。
●ナガノパープル・・・長野県のオリジナル品種。酸味と甘味のバランスが良い皮ごとたべられるぶどうです。
●シナノスマイル・・・きれいな赤色と巨峰に匹敵する大粒の実が特徴。作付け面積が少なく希少な品種です。
●多摩ゆたか・・・黄色な実が珍しく、デザートのトッピングにも使われます。大粒でジューシーな実が特徴。
どのぶどうが出てくるかはお楽しみです♪
どのぶどうも特徴がありますね。食べ比べしてみたらおもしろそうです!
脂たっぷり、身ふっくら。日本の秋の食卓には欠かせません。
8月が過ぎ9月に入るとだんだん秋の気配が迫ってきます。秋といえば収穫の秋!
美味しい食べ物が沢山ある時期です。
そんな食べ物のおいしい時期である秋ですが、海の幸では秋刀魚が筆頭です!
秋刀魚は低い水温を好むので、夏の間は北の海を泳いでいますが、気温が下がり始める
と南下し、秋の訪れと共に日本で水揚げされます。
そこで9月の旬の魚企画は”新さんま”
お魚屋さんから届いた脂ののったさんまを提供します。
秋のさんまと白い御飯・・・最強の組み合わせです。。。
昨年は秋刀魚の炭火焼や土鍋でさんま御飯を炊いた事業所もありました。
どれもおいしい秋刀魚にぴったり!大好評でした。
今年も各施設、栄養士が美味しい企画を考えておりますので、お楽しみに★
~~~ 鮎・鱒・岩魚・・・川の恵みを利用者様に届けます ~~~
山に囲まれ海とは縁遠い長野県で、魚といえばやっぱり川魚!
6月から鮎漁が解禁し、天気のいい日は川で美味しい鮎を求めて鮎漁をする人が見られます。
他にも川魚として鱒や岩魚なども川魚の代表ですね。
土地柄海のものが手に入りにくかった時代を経験された利用者様にとっては、川魚は馴染みがあ
る食材ではないでしょうか。
平成会では初夏の旬の魚として川魚を提供していきます。
鮎・鱒・岩魚といった川魚を塩焼きや甘露煮など様々な調理法で、楽しんでいただきます♪
また小骨が多い川魚でも利用者様が安全に召し上がっていただけるよう、骨まで食べられるように
して提供予定です。
是非楽しみにしていてください!
/// 夏だからこそ御飯が進む一品 ///
梅雨真っ只中でじめじめした日が続いています。
この梅雨が明けたらいよいよ夏本番!これから気温もぐんぐん上がってきますね
そんな夏にむけて、今年は新企画を予定しています。
その名も・・・「夏だからこそ御飯が進む一品」
暑いとどうしても食欲が落ちてしまいがちですよね。食欲が落ちて夏バテになると、
体調も崩しやすくなってしまいます。。。
そんな夏の暑さで落ちた食欲を取り戻し夏バテを予防するために、ごはんが進む
料理を栄養士が考えて提供します。
今回は月別でテーマを決めています。
●7月・・・夏野菜
●8月・・・酸味
●9月・・・辛味
どの月も、夏ならではのテーマですね。御飯がもりもり進みそうなメニューを皆様ご期待ください!
*・*・ こだわりの美味しいアイスクリームをご用意しました ・*・*
新緑も深まり、雲ひとつない爽やかな陽気が続いていますね♪
これから段々夏に近づき、ぐんぐん気温も上がってきます
暑さが厳しい夏ですが、そんな時はアイスクリームがぴったりです!
平成会では、毎年八ヶ岳中央実践大学の学生さんが作ったこだわりの美味しいアイスクリームを
提供してきました。夏の暑い時に食べる美味しいアイスクリームは格別で利用者様から人気です。
そこで今年はその他にも美味しいアイスクリームを探してきました!
その名も・・・伊太利亜アイスクリーム(イタリアンジェラート)
東京を中心に出店しているイタリアンジェラート専門店のジェラートは、ひとつひとつ
にこだわった素材を贅沢に使用したジェラートです。フレーバーも豊富で、幅広い方々に好まれています。
そんな美味しいジェラートを利用者様にも召し上がっていただきたいという想いから、今回このアイス
クリームを施設で提供する予定です!
冷たくて美味しいアイスクリームを食べて暑い夏を元気に過ごしていただきたいと思います。
○・○・○ 和・洋・中 どんなお料理にも合うスズキ ○・○・○
スズキは皆さんご存知ですよね?
出世魚であり、成長するにつれてその名前も変わっていきます。
この文化は日本にしかないそうで、海外では成長につれて名前が変わる魚がいないそうです。
日本独自の文化で面白いですね!
7月の旬の魚を提供する企画は”スズキ”です。
スズキは、その身の白さがまるですすいだようであることから名前が付きました。
その身はやわらかくて癖がなく、特に夏のスズキは身が太っていて大変美味だそうです。
また、どんなお料理にも合う食材なので、和・洋・中様々な調理法や味で楽しんでいただけます!
旬の美味しい魚を楽しんでください♪
この時期、収穫された梅を『漬けたり』、『干したり』する際に使用する赤紫蘇が
店頭に大量に並んでいる様子を見受けます。
こんな風景から梅雨明けや夏の始まりを感じる、、、そんな毎日です。
さて、SISOには2種類あります。
料理の薬味などによく用いる青紫蘇とは事なり、
赤しそは、ドリンクにしたり、デザートにしたりと幅広く用途があげられます。
クエン酸が豊富なことから夏バテ予防に効果があり、
冷え性予防等にも効果が期待できる食材ということで、
この時期にうってつけの食材です。
昨年度の冬場、『ホットドリンク企画』を行い、日常の水分摂取に
少しの楽しみを演出する取り組みを致しました。
多くの利用者様に喜んでいただけたことは記憶に新しいところです。
そこで、この夏、赤紫蘇のシロップを使用して水分摂取の楽しみを演出することを
試みてみようと思っています。
その他、デザートについては、各施設の栄養士が様々なメニューを考案して
いるようなので、提供次第その様子を『公開レシピ』で
皆さんにご紹介できればと考えておりますのでお楽しみに。
串打ちした川魚を炉端焼き風に炭で焼き上げた一品をお出しする。
そんな光景が平成会の施設の夏の風物詩になりつつあります。
今年も、いくつかの事業所で魚の焼けるいい香りが漂うと思います。
キザミ食や極小キザミの食形態の方にはどのようにお出しするのか???
昨年、栄養士の考案で、介護食用『鮎の塩焼き』を開発し
利用者様にとても喜んでいただくことができました。
それまでの実績として『煮魚』はお出しすることができていましたが、
『塩焼き』という一つのハードルを越えられたのは大きな出来事でした。
今年は、よりなじみのある『ニジマス』を塩焼きとして
骨ごと喫食できるように調理して提供します。
平成27年度、平成会の事業所でお出しする食事に有機野菜を使用していくことになりました。
今回、少し離れたところではありますが長野県佐久市で有機農場『やさいの森』を経営されている
“石川さん”が育ててらっしゃる野菜を使用させていただくことになりました。
やさいの森では、これから農業を開業しようとしている熱心な若者が集まり
様々な有機野菜を作っていらっしゃいます。
ここで収穫される野菜の多くは、都心の有名なレストランや
県内の有名なスーパーに陳列されたりしています。
今回は、石川さんの理解とご厚意により使用することができることになりました。
『味』『安全』ともに信頼のおける生産者なので今後がとても楽しみです。
大きなこだわりではありますが、利用者様に食事として提供されるときは
きっと、さり気無い取り組みになります。
さり気無く、気の利いたお食事提供を目指して参りたいと思います。
山国の長野県とはいえ、どうしても骨なし魚をお出しすることに抵抗を感じます・・・
確かに安全面においてはとても優れていますし、きっと利用者様も安心して
召し上がっていただいているはずですが、やはり美味しくはありません。。。
平成会では、ここ数年とても上質の骨抜き魚の切り身を取り扱っている業者様との
取り引きが始まったこともあり、お陰様で利用様にはとても喜んでいただいております。
でも・・・
旬の魚・・・
鮮魚を提供することをあきらめきれません。。。
もっと、利用者様に喜んでいただきたい。
地元業者様の協力があり、今年度より鮮魚の切り身を提供していくことが決まりました。
熟練の職人さんが丁寧に骨を抜いてくださるので安心して召し上がっていただけると思います。
先日、新聞やマスコミで大きく取り上げられているようですが、
2月に平成会の事業所でも『雪中キャベツ』を使用させていただきます。
今回の取り組みは、次の2つのこだわりがあります。
収 穫
生産者の方を訪れ、収穫作業をお手伝いさせていただく予定です。
数メートル積もった雪の中からキャベツを掘り出す仕事はとても重労働!!
震災の影響を受けた方々の少しでもお手伝いができればと思いお伺いします。
また、後日、収穫の様子を新着情報でアップする予定でおりますので
楽しみにしてください。
料 理
今回、甘みののったキャベツをどんなメニューにしようか迷いました。。。
素材の良さを引き出し・・・利用者様に食べやすく・・・(悩)
栄養士仲間で検討した結果、、、
寒い冬ですし、和風仕立てのポトフにすることにしました。
一つ一つの食材を軟らかくなるまで心を込めて煮てさしあげる、、、
そんな一品を目指したいと思います。
師走を迎えると途端に“クリスマス”や“暮れ”“新年”の準備などが慌ただしくなります。
今回、ご紹介するのは、各事業所で予定されている“新春のお茶会”などに使っていただくための『お茶請け』です。
例年、有名店の“練きり”などを提供して参りました。
練きりは、比較的食形態の低い方までそのまま召し上がっていただくことができますし、
少し贅沢で季節感ある練きりをいただくのが、新春の利用者様の楽しみの一つです。
今回、ご用意させていただく『あんぽ柿』は、長野県駒ケ根市にある生産者の方から、
非常に貴重なものを譲っていただくことになった商品です。
生産量はわずか12000個にも関わらず、平成の食へのこだわりに関心を持たれた
所長様のご厚意で1000個もの取り引きが実現したのです。
一足早く、出来立てのあんぽ柿をいただきましたが、なんとも言えない『トロっと感』がたまらない美味しさ!!
きっと、多くの利用者様に喜んでいただけると確信しました。
我々職員にとって、利用者様の笑顔が心の支えです。
新たな年を迎えるにあたり、一人でも多くの利用者様の笑顔を祈願して、
この銘菓を召し上っていただきたいと思います。
ゴボウを施設で提供してますか?
その大きさはどんな大きさですか?
どんな風に柔らかくしてますか?
ゴボウはご存知のように繊維質が豊富な野菜なので、栄養士としては
是非召し上がっていただきたい食材の一つですよね。
でも、高齢者に召し上がっていただこうとすると、なかなか食べやすく調理できないのが現実・・・
利用者様に安心して召し上がっていただくことが難しい食材ですね。。。
平成会では、各事業所の栄養士が、様々な工夫をこらして
利用者様にゴボウを召し上がっていただいています。
今回は、長野県須坂市の伝統野菜『村山早生ごぼう』を使用します。
昨年に引き続いての提供になりますが、利用者様にとても人気のメニューです。
キノコなど、秋の食材を一緒に入れていただき、専用の『割り下』を使用して仕上げます。
割り下は、須坂市の『千日味噌』さんに提供していただき、昔ながらの味を再現しています。
このところの朝夕の冷え込みで、信州の稲穂も大分黄色く色づいてきました。
先ず、今年のお米の出来栄えですが、当法人が毎年使用している『安曇野産こしひかり』については、
上々の出来とのことを生産者の方よりお聞きしました。
今年は、日照時間が短い地域が多かったことや、天候不順が続きましたがこの地域のお米は
出来が良かったとのことなので一安心。
次に提供開始日ですが、利用者様に召し上がっていただけるのは、10月1日前後になりそうです。
利用者様にも季節感を感じていただき、楽しみを待ちわびていただけるように、
早速、そんなお話をお伝えしたいと思います。
あと、新米に因んで、御飯を一層美味しく感じていただけるような献立を予定しております。
御飯のススムメニューを予定していますのでお楽しみに(笑)
9月に入り、信州はすっかり秋めいてきました。。。
今年は、『松茸』の出来も例年より十日以上早い様子・・・
平成会の事業所の近辺の山でもそろそろ取れ始めているようです。
テーマにもあるように、利用者様に懐かしんでいただける食事でありたい、
本物の食材にこだわって提供したい。。。そんな思いで食事サービスの質向上を目指しています。
とはいえ、食材費の予算も限られています、、、
とても高価な松茸をお出しすることはとても難しいことです(残念ながら・・・)
例えば、運よくご家族や地域の方に分けていただければお出しすることができますが、
そんなラッキーなことは滅多に起きません。
利用者様のために、何をさせていただけるのか・・・
『食事作りの手間暇を惜しまない事』にこだわることだと思うのです。
今回の栗ご飯企画は『生栗』を使用します。ご存知の通り、生栗をムク仕事はとても大変です。
一食あたり100食もの食事を作るのは、ただでさえとても大変なことです。
でも、一年に一度、利用者様のために心を込めて、手間暇かけて美味しい栗ごはんを提供する。
そんな、こだわりの食事を目指したい・・・
そんな思いで、この企画を思いつきました。
茄子の美味しい時期になりました。
平成会では、旬の食材をふんだんに使った献立を目指しております。
不思議ですよね・・・
病院や施設の献立って『同じ食材がかぶらないように!』なんて理由から、
以外にも旬の食材があまり出てこない・・・そんなことありませんか???
家庭では、茄子が旬なら毎日のようにメニューが変わって食卓にならびますよね。
施設は家庭の暮らしの延長ですから、旬の食材は毎日出てきても良いように思いますが。。。
今回の企画は、『信州伝統野菜』に登録された2種類の茄子を使います。
昨年、利用者様にとても喜んでいただいた企画でしたので、今年新鮮な茄子をお届けします。
タンパク質の効果的な摂取は、高齢者の方々が健康を維持する上でとても重要なことです。
必要量を献立にして提供することは、施設栄養士としてとても重要な仕事といえます。
でも、果たして利用者様が提供された食事を自ら進んで喫食しているのでしょうか?
美味しいと感じて喫食してくださっているのでしょうか?
施設の食材費の予算は非常に限られたものです。。。
高級料亭で使う魚はとうてい使用できません。。。
家庭で使う大衆魚にしてみても、骨の付いた魚をお出しすることは困難です。。。
一日でも長生きしていただくために、
健康な日々を支援するためにしっかりと食事を召し上がっていただきたい
美味しいと感じていただきたい
栄養士はそう願っています。
平成会では、「安全」で「美味しい」食材を利用者様のために日々探しています。
今回は、その取り組みの一部を紹介するためにこのようなPOPを作ってみました。
長野県松本市波田にある下原(しもっぱら)地区は、スイカの名産地として有名です。
ほぼ同じ地域で収穫されたスイカが『JA松本ハイランド西瓜』として販売されていますが、
『下原西瓜』は希少価値が高く、全国にも根強いファンが多くいらっしゃるとのことです。
シーズンに入ると、毎朝、西瓜の選果場には行列ができる人気のスイカです。
例年、この『下原西瓜』をそのままお出しして堪能していただくようにしておりました。
残念なことに、嚥下機能が衰えていらっしゃる方は、誤嚥のリスクがあるため、
そのままの状態でお召し上がりになれないといったケースがあります。
そこで、今年は、スイカそのままを感じて頂けて、嚥下機能にも配慮したメニューを考案することになりました。
現在、開発中ですが近日中に完成予定です。
多くの利用者様に喜んでいただける企画にしていきたいと思います。
長野県の中信地区塩尻市にある農家さんから『赤い宝石』のようなトマトをお届けいただきます。
『野村農園』と聞くと、知る人ぞ知るちょっと有名な農園です。
とにかく、トマトが美味しい!!
どうやら特別な品種ではないようで、よくある『桃太郎』のようです。
ではなぜ?美味しいのか???
こちらから>>>http://www.iijan.or.jp/oishii/2012/04/post_1824.php
『料理』も・・・
『食材』も・・・
大切なのは『心』ということになりますね。。。
3月のテーマ食材は、今が旬の『鯉』
昨年の敬老会会食会の献立で『鯉のうま煮』を提供したところ、多くの利用者様から喜びの声を頂戴することができました。
実は、、、今回、思考を変えての提供を試みます。
鯉に限らず、郷土食へのこだわりや、懐かしさのポイントは皆さん其々お持ちのようです。。。
同じ長野県内であっても味付けなども異なるのです。
鯉料理といえば、『鯉のうま煮』が代表的な料理になりますが、岡谷、諏訪地域の方の中には『鯉こく』を
とても懐かしく思われる方もいらっしゃいます。
こうしたことから、個別に召し上がりたいものをお伺いしてみよう!
という思いにつながりました。。。
料理を食卓にお出しする、、その時に召し上がりたいものを出すことができたら、、、
こんな風に、利用者様と職員の関わりを大切にすることをコンセプトにしてみたいと思います。
今回の企画は、信州で生まれたサーモン、その名の通り『信州サーモン』を使って
洋風ランチの献立を企画してみました
刺身は、ベビーリーフなどの柔らかい生野菜で『サラダ仕立て』に、、、
メインディッシュは『クリームコロッケ』に仕立てました。
『信州サーモンのクリームコロッケ』は、ご高齢の方が召し上がりやすいように、
地元業者との共同開発!!
予定では、キザミ食の方くらいまで、そのままの形状で提供しようと思っています。
もっと細かな食形態の方は、クリームコロッケの『タネ』を使用してグラタン上に仕上げる予定。
その他、温かい『根菜類のポトフ』をご用意して。。。
高齢者・・・いや、信州人は、お漬物が大好き。
食事はもちろんのこと、10時・3時・・・お茶の時間にはお茶請けに様々な漬物が並べられます。
施設を利用される利用者様の一部には、塩分制限の方もいらっしゃいますが、
多くの方ははそんな制限はありません。
当法人の栄養士が立てる献立は、信州の文化を大切にしつつ、利用者様の体を労わる献立をめざして、
お漬物の提供を積極的に行って参りました。
今年のこだわりは、『本物を召し上がっていただく』です。
どうしても大型施設の給食では、衛生上の理由などで、自前の漬物を提供することが難しい実情があります。
数年来、本物の漬物を探し続けて参りましたが、今年、ついに“素晴らしい漬け物”、
いや、“素晴らしい野沢菜”と“素晴らしい生産者”と出会うことができたのです。
詳しくはこちら>>>http://heisei-kai.jp/heiseikai-style-foods/news/index.html#785
信州の冬の漬物といえば『野沢菜漬け』です。
多くの利用者様に『本物の味』を堪能していただけると幸いです。
生産者をお尋ねした様子はこちら>>>http://heisei-kai.jp/heiseikai-style-foods/news/index.html#766
信州の長く寒い冬の訪れ
今月のテーマ食材“松本一本ねぎ”を使用して、いろいろな『温っか鍋料理企画』を中心に、
ねぎを使用した『郷土料理』などを提供していこうと考えています。
今回の企画は、施設其々の地域、利用者様の好みなどにあわせて、施設の栄養士さんに
料理を考案してもらうように進めてみようと考えています
大きな事業所で鍋料理をお出しするには、いろいろな難題があるのが正直なところ。。。
特に、食形態の対応が幅広く求められれる事業所では頭を悩ませます。
折角ですから、やっぱり土鍋を囲んでいただくのが理想です。
でも、必ずしも大きな鍋を使用しなくても、個食対応でお鍋風の料理をアツアツでお出しできます。
●●●作り方●●●
大き目の器に、生または下処理加熱した色とりどりの食材をきれいに盛り付けます。
その後、器をラップで覆って、コンベクションのスチームモードで加熱します。
ご高齢の方が食べやすい硬さまでほぼ際限なく加熱できます。
加熱後、ラップを外しそのまま半月膳へセットします。
因みに、どんな鍋料理の個別対応にも応用が利きますのでお試しください。
毎月、長野県の食材にスポットをあててメニューを考案している企画です。
今回は、長野県須坂市の伝統野菜『村山早生ごぼう』に注目しました。
このごぼうを使う事を決めたところ、変わった郷土食にたどりつきました。
味噌仕立てのすき焼きも珍しいと思いますが、それを更にどんぶりにするのが珍しいメニュー。
試作をしてみましたが、どこか懐かしい味で利用者様にも喜んでいただけそうです
入れる肉は、牛でも豚でも美味しそう。どちらがお好みか、、、利用者様に聞いてから決めよう。。。
この料理の“わりした”ですが、村山早生ごぼうを使用することで、
地元の味噌屋さんから特製わりしたを譲っていただけることになりました
正に、地域のこだわりが集結した企画となりました
そうそう、忘れないように最後に触れておきますが、あくまでも主役は『ごぼう』です。
アクが少なく、とても柔らかい品種ですので、ご高齢の方でも安心して召し上がれそうです。
ごぼうを主役にする為に、当日の献立にシンプルなメニューの『たたきごぼう』も入れてみることにしました。
提供の様子は、後日、ご紹介致しますのでお楽しみに。
信州の秋もすっかり深まり、里の紅葉が徐々に進んでおります。
長い冬を迎える前に、心も体も温まる企画を考案してみましたのでご紹介します。
さつまいもの美味しい時期を迎えました。
利用者さまもとても好まれる食材ということもあり、11月の企画を『さつまいも』に決定しました。
ここ数年、様々な種類のさつまいもが流通していますが、平成会では、ここ数年拘って提供している品種があります。
『安納もみじ』
安納種の一種になり、種子島でしか収穫することのできないいわゆる希少種のようです。
その美味しさもさることながら、さつまいも独特の喉に詰まりそうなかんじが少なく、
ご高齢の皆様にも安心して召し上がっていただけると思います。
毎年、各施設では安納もみじを使用した“焼き芋会”が開催されています。
利用者様と職員が、懐かしい歌を口ずさみながらたき火を囲み、
焼き芋が焼けるのを待つ光景は、すっかり恒例行事となりました。
こうした利用者様に『体感』していただける食事企画を平成会は大切にして参りたいと思います。
その他、施設の農園で収穫したさつまいもを使って企画するところもあるようです。
各施設の提供の様子については、後日、ご案内したいと思います。
利用者様と一緒に食事を作ることことのできる事業所では、
季節感のある食材を使っていろいろなものをつくります。
春は・・・・・・ふきのとうを使って『ふき味噌』
つい先日は、『豆腐』作りにも挑戦し大盛況でした
郷土食あふれる『五平餅』などを作る事業所もあります
今回は、ヨーロッパ生まれの食材“ルバーブ”を使ってジャムづくりを企画してみました
農家さんを訪れた際の様子はこちらから>>>http://heisei-kai.jp/heiseikai-style-foods/news/index.html#621
今年は、天候不順で出来がやや遅めとのこと・・・・
各事業所、提供の様子は近日週にお知らせします。
今月のフェアーは『とうもろこし』です。
毎週、様々なメニューを提供方法のスタイルなどを工夫してアプローチしていきます
(POP内のメニューをご覧ください)
8月6日・・・・
企画の第一弾として『蒸しとうもろこし』
ただのとうもろこしではないんです
『朝採れ』
正真正銘!その日の朝、農家の方が日も上がらないうちから収穫してくださいました
しかも希少種なんです
その名も『おおもの』
⇒ホントに品種名です
産地は松本市今井
あたり一面~~~ん、『とうもろこし畑』
ご協力いただいた農家の『大槻吉則さん』
来年も是非期待してま~す(感謝))
とにかく甘さと柔らかさがすごすぎます!
もちろん新鮮さもあるとは思いますがスゴイもろこしです!
普段は、つぶの皮が気になってなかなか召し上がれない利用者さまが、
この日は、なんと丸かじりしてました
今回は、有料老人ホームせせらぎの栄養士さんが提供の様子をお届けします。
今月は、『麺企三昧』ということで、涼しげな麺料理を週に一回提供する計画で進めてみました。
とにかく利用者様は麺がお好きです。。。分かってはいても、日頃、十分にはお出しできていない・・・
そんな実情があるのです
食形態の対応や嗜好の対応・・・個別の対応に麺料理特有のジタバタさが重なって厨房内は戦場です。
だからこそ、この時期に意を決して実施を決めました
冷たい麺を涼みながら、、、喜んでくれるかな???
【鯖そうめん】
滋賀県の郷土料理だそうで、当法人の夏の風物詩になってます。
作り方も簡単!
焼いた鯖をだし汁へ戻しいれてひと煮立ちさせかけ汁にします。
さば独特の旨みがたまらなく美味しい汁です
ひょっとしたらオリジナルには無いのかもしれませんが、当法人の
レシピはごぼうを入れてます。圧力鍋でとても柔らかく煮て提供し
利用者様からも喜ばれてます
麺
【とろろ蕎麦】
信州なのでやっぱり『そば』が人気です。
この時期は冷たくして提供すると皆さん喜んでくださいます。
次回、提供の様子もお届けしますのでお楽しみに(笑)
既製品ではないですョ
当法人では、骨ごと食べれる『魚料理』を各施設で調理してます
いままでに提供したメニューは、、、
鯉ばかりですが・・・
っというわけで今回は、旬の魚 『鮎』
となりましたのでご紹介します。
山椒煮とは・・・
ご高齢の方は「甘露煮」が大好きです(濃い味が好きですね・・・)
今回のメニューも一見「甘露煮」のようにみえますがちょっと雰囲気が違います。
〇山椒の香りが効いている
〇砂糖の量が少ないので甘さ控えめ
皆さんのお口に合うか心配でしたが、とても喜んでいただきました
味はもとより、施設では、尾頭付の魚はめったに出ないのでとても喜ばれました
下の写真は「老健わかな」の提供の様子です。
そうそう、当法人では毎月1日を『尾頭さかなの日』ときめて、栄養士さんが献立をつくってくれています。
中には、召し上がれない方もいらっしゃいますが反応も上々です。
機会があれば、また、ご紹介いたします(笑)
豪華な食事ばかりを提供したいわけではありません。。。
『満足度アップ』を目標に仕事をしてしまうと必ず行き詰ってしまいます。
今回の企画でテーマにしたいのは⇒
その壱
皆さんに同じメニューで『美味しい』と言っていただけるように
その弐
目の前で調理する対面提供
その参
拘りの食材をシンプルなスタイルで
ただ出す食事はもうやめましょう・・・
目指すものをはっきりと持ちましょう・・・
下写真は提供の様子です
この企画では『長野県の食材』、『伝統野菜』、『昔なじみの食材』
といったものにスポットをあてていきたいと行きたいと思ってます。
今回は、中南信の食文化として昔からなじみのある『馬肉』です。
『信州の地馬』
馬肉=馬刺し
になりがちですが、今回の料理は『味噌煮込み』です
南信の郷土料理で『おたぐり』が有名ですが、、、
(馬モツを味噌煮にした料理です)
もう少し、食べやすく提供したかったので『スネ』を使用してレシピ
を考案してみました。
柔らかく煮るのに圧力鍋を使用したりし、なかったり・・・・
思考錯誤で結構上手にできました。
要介護度の重い利用者様に提供する施設では、提供日を迎える前
に専門職が集まってどのように提供すれば安全か・・・
協議する『試食会』を行います。
喜んでいただきたい・・・
でも安全に提供するには・・・
日々、その繰り返しです。。。。
下のレポート用紙は各事業所の栄養士が、食事提供の様子をまとめる様式です。
献立内容や、食事内容を写真で納めたり、利用者様の喫食状況を評価してまとめたり。。。
次回への反省なども記録しておくと結構役に立つんです。
なにより、、、仕事の成果をまとめている時って結構幸せなんです
ひょっとして、一番楽しい仕事かも・・・
「たけのこ」は新鮮なものにつきます。
信州は山国ですが、中信地域より北はなかなかたけのこは採れません。
今回、どうしても利用者様に新鮮なたけのこを召し上がっていただきたくて、栄養士全員でたけのこ掘りに出掛けました(笑)
詳しくはこちらをご覧ください
企画の内容は、1週間をとおして様々なたけのこ料理を提供してみることにしました。
食事内容の写真をご覧ください。
普段からなじみのある食材ではありますが、やっぱり採れたてのたけのこは格別!
その違いに利用者様もとても喜んでいらっしゃいました
やっぱり一番人気は、なじみのある『たけのこ御飯』
変わったところでコロッケも人気がありました
見てください。。。全部土鍋です。
利用者様の目の前でたけのこ御飯を炊きました
う~んいい香り
この企画のはじめたきっかけ・・・
『旬のテーマ食材を決めて、一週間くらいかけて全く違うメニューを提供したら、きっと面白い企画になるよね』
この栄養士の一言で初めてみました(笑)
『施設の食事』ってなんで同じ食材が重ならないように献立がつくられるの???
食材が重複しないようにすることの重要性はどれくらい高いの???
当法人を利用いただく方々に提供する食事として何が相応しいのかを考えました。
結論として、季節を感じていただく旬の食材をふんだんに召し上がっていただきたいという思いを大切にすることでした。
『あれ?昨日も大根でたよね』の発想ではなくて・・・
『また美味しそうな大根がでてきたね』
『今は大根の美味しい時期だから毎日楽しみだね』
そんな会話がフロアーから聞こえるような食事を目指して参りたいと思います。
桜をテーマにした様々なメニューをご覧ください
アスパラガス
アスパラガスは4月下旬~6月頃に旬を迎えます
地元農家さんから仕入れたアスパラガスをご利用者様に召し上がっていただこうと計画しています