毎月、『シリーズ長野県の食材』というテーマで、
県内の食材にスポットをあてて食事企画を考案しています。
12月の企画は『松本一本ねぎ』に決まりました。
こちら>>>>>http://heisei-kai.jp/heiseikai-style-foods/report/index.html#763
歴史ある伝統野菜を使用するにあたり、生産者である『青木さん』を訪ねてみることにしました。
ねぎ畑は、長野県松本市筑摩にあります。西には北アルプスを眺めることができ、
東は美ヶ原高原という素晴らしいロケーション。
青木さんは、先祖代々、江戸時代よりこの地で松本一本ねぎを育てていらっしゃいます。
古くは、江戸の将軍様へねぎを献上するなど、
昔も今も、多くの有名人もこよなく愛される伝統野菜です。
①11月中旬、山の紅葉は終わりがけ・・・
すぐ近くには、弘法山古墳が見え、春先は大勢の花見客で
にぎわいます。
東山のすぐふもとにその畑があります。
③長野県は本当に多くの畑がありますが、このように高い畝
を見たのは初めてです。
松本一本ねぎの特徴として、夏の暑い時期にねぎを植えか
えるそうです。このような製法は珍しく、有名な下仁田ネギ
も同様につくられるそうです。
今がちょうど収穫最盛期のようですが、美味しさの秘訣とし
て、この時期の松本の寒さにねぎの甘味が増すとのこと。
④有名な『仙台まがりねぎ』『金沢一本ねぎ』はどうやら、
松本一本ねぎが期限で、同じ加賀種に属するとのこと
です。
⑤写真は生産者の青木さんです。
霜が降りて土が固まる前に収穫を終えるとのこと。
硬くなった土、、、抜こうとするとねぎが『ポキッ』
折れてしまうのだとか。。。
⑥う~ん。ホントに立派なねぎです。
収穫させていただきましたが、ホントにずっしり重みのある
ねぎで水分の多さにビックリしました。
⑦奥様となかよく収穫されていました。
お忙しいところありがとうございました。
⑧植え替えの証!
根っこに、コブができるそうです。
ねぎも、仕切り直しで、もう一度天に向かって成長する際に
できるコブのようです。
12月、施設で提供する際は『鍋料理』『ねぎぬた』などを
予定しております。
先ずは、ご覧いただきたい!
この美味しそうなねぎを・・・
"サンふじの"蜜はいかほど?
生産者を訪ねる
梓川のリンゴ農園より
信州の名産といえば『りんご』です。
長野県は南北に長く、各地域の生産者の方々自慢のりんごが、
紛れもなく『日本一のりんご』であります。
(結構競い合ってます・・・)
因みに、私にとっての日本一は、今回、平成会で提供するようになった、
松本市梓川にある『永原農園』のりんごです。
特に『サンふじ』は、包丁を入れた瞬間、その蜜ののり具合に驚きます
ただ甘いだけでなく、懐かしさを感じることのできる酸味とのバランスが絶品です。
この農園は、標高約1000メートルの西の高台にあります。
朝日を十分に浴び、夕暮れはどこよりも早く、温暖の差が激しいこの環境が生み出す味を、
利用者様に召し上がっていただく日が楽しみです。
それでは、オーナーの永原さんにご案内いただいた自慢の農園をご紹介します。
①一面のリンゴ畑
写真左側が西山(北アルプス)で、向こうの方にかすかに
見えるのが、うっすら白くなった白馬の山々です。
②写真のように、西山の裾野にある農園
この日も、すぐそこまで猿が下りてきて冬支度をしていまし
た。
③こちらがりんごの達人永原貞俊さんです。
この日も、収穫の真っ最中でとてもお忙しそうでしたが、笑
顔(^o^)でお出迎えくださいました。
りんごの味に永原さんのお人柄という隠し味が加わり最高!
④この日、最低気温がマイナス5℃くらいまで冷え込みまし
た。。。日中はこの晴天
このところの冷え込みで、蜜も十分にのってきたようで、
急ピッチに収穫を進めている様子でした。
⑤今年のりんごの出来は如何ですか???
味は最高なんだけど、、、
台風が多かったから、なかなか商品になるものが少なく
てね。。。
出来栄が満足とまではいかなかった様子。。。
実際、市場でも正規品は高騰の傾向のようです。
施設の利用者様のために、最高級のりんごをお安く譲って
いただくことができました
⑥収穫されているご婦人チーム
収穫の際の熟練の技を疲労してくださいましたが、お見せ
できないのが残念
何やら、リンゴのヘタは絶対とってはいけないそうです
価値が半減とのこと
⑦収穫後の様子
⑧蜜ののり具合は、リンゴの『へそ』を見るのだとか。。。
ん~。。。熟練された目が必要のようです。。。
私には全く分かりません。。。
最後に・・・
利用者様に召し上がっていただくのは12月に入ってからに
なります。お楽しみにお待ちください。
今回の企画は、最高級のりんごの他にも、『落ちりんご』を使用
した『手作りりんごジャム』の提供を予定しています。
こちらもお楽しみにしてください。
左の写真は、清流“梓川”の川岸より、乗鞍岳方面の夕焼けを
撮影しました。
冬はもうそこまで来ています。夕暮れも寒空でした。。。