当法人の食事は『手作り』と『出来立て』にこだわっています。
だからこそ、沢山の食事をお作りする施設の厨房では、なかなかお作りすることが難しいメニューがあります。
利用者様の状態に合わせた食形態、、、食べやすいように配慮された内容ではありますが、
ひと目見て『美味しそう』と思って頂けているのか正直なところ不安です。。。
そこで、法人内の栄養士で検討して新たなテーマを設けて取り組む事にしました。
こうして決まったテーマが、『施設で提供することをあきらめがちなメニューを実現する企画』です。
『簡単にあきらめない』ことをモットーに、今後も進めていきたいと思います。
さて、今回のテーマに選ばれたのが『ロールキャベツ』です。
当然、今までも既製品を使ったメニューはお出ししてました。。。あまり美味しくありませんが(謝)
どうにかして手作りをお出ししたいという思いと、様々な方々の協力があって開発に成功しました。
今回、3つのパターンの食形態にあわせて開発をしてみました。
残念ながらレシピやノウハウなどはお教えできませんが、完成品を一足早くご覧ください。
↓ ①常菜用
ほどよく食感をのこしたキャベツと、肉汁たっぷりのパテ。
あっさりのコンソメ味に仕上げました。
↓ ②やわらか食用
舌でつぶせるくらいキャベツを柔らかく仕上げました。
パテの柔らかさやほぐれ具合にもこだわりました。
↓ ③ペースト食用
写真だとちょっと見にくいのが残念ですが、ペースト状の肉を
これまたペースト状のキャベツで巻きました。
今年も昨年に引き続き、平成会の栄養士が
に行ってきました
朝早く、中信地区にあるそれぞれの事業所を出発し、南信にあ
る豊丘村の竹林へ向かいました。
車窓からは中央アルプスの残雪がきれいに見えました。
『天竜川』の向こう岸に見える山に目的地の竹林があります。
今年も、『豊丘村交流センターだいち』と地域の竹林管理組合の
方々に大変お世話になりました。心から感謝いたします。
>>>詳細はこちらから
http://www.vill.nagano-toyooka.lg.jp/50daichi/
標高はさほど高くありませんが、、、
一応、山道を入っていきます。
~山道~
あっという間に『竹林』へ到着
この日は、本当に天気に恵まれて最高でした。
~美しい竹林~
竹林を管理されている方々が、日頃から丹精に手入れされている
ので、本当に美しい竹林が広がっています。
~大きなたけのこ~
市場では大きなたけのこはどうしても敬遠されがち・・・
大味という印象や、何より硬さやアクが気になります。。。
ところが、こちらの竹林のたけのこは竹のように大きいサイズでも
柔らかく、アクっぽさがありません!!
~匠の技~
初参加の職員もいましたので、先ずは、匠の妙技を見学
丁寧な解説でたけのこ掘りを学びました。
不安感・・・
初参加者A
この笑顔が続くのは最初の20分くらい・・・
最後の方はお見せできる表情ではありませんでした・・・
思っていた以上に大変で疲れました。。。
ファイト
初参加者B
利用者様に美味しいたけのこ料理をお出しできるように
頑張ります!!
私の献立、、、喜んでくれるかな???
初参加者C
施設で待っておられる利用者様に早く見ていただきたい!
喜んでくれるかなぁ~
沢山掘らないと、、、間に合うかな???
余裕です・・・
昨年の感覚を徐々に思い出してきましたよ(笑)
焦っちゃうと途中で折れるので慎重にいきます。
おっ、、、折れた。。。
私は欲張り・・・
2本一気抜きにチャレンジ!
来年は“匠”の座を狙います。
カメラさんは向こうの方へどうぞぉ
丁度いいサイズが掘れました(笑)
これは柔らかそうだね。
煮物にしたら食べやすそうだね。
この柔らかさならきっと召し上がれるね(楽しみ)
私は慎重に進めてま~す。
どこまで掘ればいいのかな???
えいっ
あれ?逆かな?
私、確実に成長しています!
結構速く掘れるようになりましたよ(自信)
数では負けません
NO1
結構な量を掘れましたね
足りるかな???
ところで、今日の目標何キロ???
ちょっと足りないかな???
最後に一同で記念写真
この続きは近日中に紹介することに致します。
この企画は・・・
美味しい食事の提供にこだわりたい
楽しく、待ちわびていただける食卓の実現にこだわりたい
栄養士が食の本質に触れ、本物の食をお届けすることにこだわりたい
そんな思いで実施しております。
食の法人コンセプト
40年継承された"アスパラの味"
≪5月≫シリーズ長野県の食材
アスパラ
長野県産アスパラの収穫時期は、桜前線を追いかけるようにやってきます。
丁度今時分から7月初旬までが最盛期。
県内各所でアスパラが育てられておりますが、ここ塩尻の地も昔からアスパラの作付が盛んだったようです。
今回、お世話になる『塩原農場』の塩原さんは、一家でアスパラ園を営んでおられます。
その歴史は古く、奥さんが言うには
『私がお嫁に来た頃には一面アスパラ畑でしたよ(笑)』とのことでした。
現在の規模(2町歩くらい)にまでなったのは、30年ほど前だったかな?
と息子さんが仰っていました。
こだわりのアスパラは『無農薬』だそうで安心食材です。
利用者様にも喜んでいただけそう
とにかく手間と肥料がかかる野菜とのことで、管理がとても大変な様子でした。
成長がとても速いことから、収穫は早朝と夕方の1日2回行わないと追いつかないとのこと。。。
それでも、これだけの規模の畑から収穫するのは容易ではないとのことでした。
「塩原農場」への取材の様子をどうぞご覧ください。
①塩原さん親子で営む農場は、この地でも1,2を
争う規模のアスパラ農場だそうです。
②アスパラの新芽です。
アスパラの太さは、この瞬間に決まってしまい
ます。
徐々に太くなることはないとのことでした。
③そろそろ収穫時期を迎えるころかな???
立派なサイズにまで成長しました。
④ん???
こちらは珍しいですね。
『紫アスパラ』になります。
作り方はさほど変わりはないとのことでした。
ただ、折角の紫色が・・・
加熱してしまうとグリーンアスパラと見分けが
つかないように変色してしまいます。。。残念
5月中旬から、いよいよ提供が始まります。
今年も、栄養士さんが美味しいメニューをご用意
しますのでお楽しみにどうぞ