~ 生産者を訪れました ~
長野県塩尻市にある『野村農園』では、地元の方の舌をうならせる『トマト』を作ってらっしゃる生産者がいます。
野村利彦さん、その名も『ノムさん』です。
この農園のトマトの旬は3月から6月だそうで、当法人でも使用させていただくことになりました。
とても美味しいトマトであることは間違いないのですが、
農園を訪れてその規模の大きさにびっくりしました。
①大きなビニールハウスが見えてきました。
全長90メートルのハウスが二棟、2000㎡もの広さがあります。
ハウス内には約4000本もの苗が植わっていて、年間約80トンものトマトを
地元を中心に出荷しているそうです。
リピーターがとても多く、規格外のトマトまでもがあっという間に売り
切れ! 地元ではちょっと有名なトマトです。
②写真は野村さんです。
とても気さくな方で、ハウス内のことやトマト作りへのこだわりについて
丁寧にお話してくださいました。 ありがとうございます
③とても長い蔓(つる)
このなが~い蔓は何メートルあると思います???
なんと7メートル!!
約一年かけてこの長さになるとのこと。
その間、穂先の生長点近くには立派なトマトが実り続けます。
一本の蔓に約10㎏ものトマトが実るのだから驚きです。
④越冬長段取りという農法
その字のごとく、このトマトは、信州の厳しい冬を越えて作られている
トマトです。
⑤生長点の花
一年もの間、苗はこの花を咲かせ続けます。
美味しいトマトを実らせ続けます。
そして、どんどん長い蔓へとなるのです。
野村さんは、摘花作業をしないとのことでした。
自然のままが一番。
できるサイズも様々、、、それが一番。
⑥水やり
苗の根元に配管が通っていました。
可能な限り水分や肥料は控えめに・・・
たくましく、美味しいトマトを育てるための親心のようです。
⑦トマトの夏バテ・・・あるそうです
トマトは夏の太陽が好き???
『トマトも強い日差しはストレスを感じているんですよ』
夏場は、このカーテンを使って強い日差しをさえぎって
あげます。
⑧そろそろ
赤くなりかけるとそろそろ収穫の時期です。
収穫してから約一週間かけて追熟させると美味しくなる
とのこと。 明日くらいかな?
美味しさの証は、中信から延びる放射線の数!!
くっきり、はっきりとしているそれが正に美味しさのバロメーター。
⑨出荷待ちのとまと達
収穫されたトマトは地元を中心に出荷されます。
今月、27日には各施設で『ノムさんのトマト』を召し上がって
いただきます。
皆さん喜んでいただけるかな??? とても楽しみ(笑)
施設を利用するご高齢の方は、馬肉を懐かしむ方が多くいらっしゃいます。
信州では馬肉の事を『桜肉』と呼びますが、その他にもイノシシを牡丹、鹿を紅葉(もみじ)と呼ぶようです。
地域によって多少違いはあるようですが、『すき焼き』といえば馬肉という地域があるほど、
ご高齢の方にはなじみのある食材のようです。
昨年から、当法人でも馬肉を使ったメニューを取り入れるようにしておりますが、
『すき焼き』は少し豪華なメニューとしてお出ししております。
今回ご紹介する『馬肉の味噌煮』は普段のお食事の充実につながるような一品として、
定期的に献立に入れていきたいメニューといえます。
よろしければレシピを参考に作ってみてください。
"平成会ファーム"だより
~ 平成会農園で玉ねぎが収穫の時期を迎えました ~
この春から、新たな企画として『平成会ファーム』に取り組んでおります。
この農園は、実際に法人職員が農作業に関わるというものではなく、
地域の熱意ある農家さんに、当法人の利用者様のために食材提供に
協力していただくといった内容になります。
そこで、てはじめに『玉ねぎ』を作付けしてみたわけですが、
6月中旬、早速、収穫時期をむかえ農家さんも大忙しの様子。。。
施設の食事に使用されるのは、7月初旬ころからの予定です。どうぞお楽しみに
農園の様子を取材してきましたのでご覧ください。
①安曇野市豊科
今回、お世話になっている農家さんは安曇野市で手広く農業をされている
方です。
「高齢者施設では、どんな食材が必要かい?なんでも作るよ」
そんな、温かい協力的な言葉からこの取り組みが始まりました。
②玉ねぎ畑を訪れて・・・
畑にお伺いした時には、正直少しびっくりしました。。。
なぜなら、結構草が生えていてイメージとはだいぶ異なるものでした。
お話を聞いて納得!
「ご高齢の方に少しでも安全な食材を届けたいから、除草剤や農薬を
ほとんど使用していないからですよ」
なるほど、草も虫もいない畑から収穫した野菜ではなく、安全な野菜
にこだわってくださっている。。。感謝
収穫時期
葉が折れてきたころが収穫時期とのこと。
③収穫体験
玉ねぎは、上半分くらいが顔を出していました。
比較的簡単に掘ることはできるのですが、とにかく数が多いので結構
な重労働です。。。
④サイズ
このボードでサイズを図るようですが、結構手間がかかります。
小さなサイズは、職員向けに販売する企画も予定してます。
利用者様も、職員も同じ食材をいただきます(笑)
⑤クリーニング
玉ねぎのまわりの『土』や『皮』などをこの機械を使ってきれいにします。
⑥生産者の白坂さん(中央)
野菜作りに情熱を注ぐ白坂さん。
玉ねぎのほかにも、米、ネギ、アスパラ、その他いろいろな作物を
育てています。
ないしょの話をしてくれました。。。
「つぎに作付けしたら面白いと思って、いろいろし試作しているからね。
楽しみにしていて」
最後に秘密の場所へご案内してくれました
場所は教えることはできませんが、
とにかくすごいロケーションでした。
ここでは、次にお届けするかもしれない野菜が
その時を静かに待っています。。。
本当に素敵な生産者の方でした。
今後とも末永くご協力いただければ幸いです。