面会制限の緩和について

令和２年7月10日

社会福祉法人　平成会

新型コロナウイルス対策本部長　小松　弘

　緊急事態宣言の解除以降、6月19日には全国で県をまたいだ移動が再開される等、経済再生に向けた動きが加速しています。その一方で、東京都内を中心に再び感染者数が多く確認され、地方への感染拡大が懸念されており、新型コロナウイルスへの対応は新たな局面を迎えています。

　当法人では、2月21日以降、お看とりによる特別な状況を除き、ご家族様の面会について制限をさせて頂いてきましたが、感染防止の目的とはいえ、これ程までの長い期間、利用者様の人生の貴重なお時間を（面会）制限して良いものか、利用者様の生活に踏み込んだ対応を決めさせて頂いている事の重さを日々感じてまいりました。

　現在も未だ有効な治療法が確立されず、解決したわけではありませんが、面会制限から既に5ヶ月が過ぎようとしており、地域での感染状況が小康状態であることから、7月10日より感染防止に向けた一定の条件のもと感染防止策を講じた上で、面会制限の緩和をさせて頂くことと致しました。

　高齢者施設の運営上、皆様のご協力を頂かなければ利用者様の安全をお守りすることが難しいことをご理解いただき、ご協力を頂きますようお願い申し上げます。

ご面会にあたり

（１）次に該当する方は、該当の日から2週間が過ぎるまでの間、面会をお控えください。

　　①２週間以内に、だるさや風邪症状、匂いや味の変化、吐き気や下痢の症状があった方。

　　②２週間以内に、感染者、感染の疑いがある方、濃厚接触者との接触があった方。

　　③２週間以内に、県が往来に対し慎重な対応を求める地域（感染流行地）へ居住、滞在又は勤務していた方や行った人と会った方。

　　④２週間以内に、かぜ症状のある方と一緒にいた方。

　　⑤面会当日に発熱（37.0℃以上あるいは平熱より0.5℃以上）や軽微であっても咳などの風邪症状、体調の変調を感じる方

※県が往来に対し慎重な対応を求める地域（感染流行地）・・・人口10万人当たり新規感染者が1.0を超える都道府県。長野県のホームページから確認ができます。尚、該当地域は変わることからご確認いただきますようお願い致します。

（２）面会は身元引受人等、家族の代表者として2名以内でお願い致します。

（３）1回の面談は10分程度とさせていただきます。

（４）感染予防のため頻回の面談はお控えください。

（５）面会時は事業所指定のマスクの着用を含む咳エチケットの徹底をお願い致します。

（６）面会中もマスクの着用と距離の確保（１ｍ以上）をお願い致します。

（７）面会スペース外への立ち入りはご遠慮頂きます。他の利用者とは接触しないようにお願い致します。

（８）面会場所を離れる際は、手指消毒をお願い致します。

尚、地域での感染状況等により再度面会制限をさせて頂く場合がありますので、その際はご容赦いただきますようお願い申し上げます。