更新日:2013.01.07
新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
〇理事長からの年頭挨拶
昨晩のNHKで京都の楽家(樂吉左衛門63歳。千利休が愛した茶碗を作った長次郎以来、400年の伝統を誇る樂家の15代当主)の特集番組をみました。当主(楽氏)は日本文化の継承者ともいえる存在ですが、伝統に安住せず、前衛芸術を思わせる茶碗は、国の内外で高い評価を得ております。今、当主はこれまで追求してきた激しさ・力強さと同時に“静けさ”をも併せ持つ茶碗を作りたいという強い思いのもと、アクシデントを乗り越え、茶碗作りにかける姿のドキュメンタリー番組でした。千利休が愛した茶碗の伝統を変わることなく現代まで受け継ぎ、新しいものを取り入れていく事に困難を覚えながらも、時代の変化とともに新たな感性をこの伝統に取り入れて行かなければならないと感じているようです。伝統を守ることと新しい感性を組み入れていくことは背反する最大の矛盾ではありますが、時代の移り変わりと共にこの様な変化が必要であると当主は仰っておりました。
お年寄りの生活を支えていく私どものお仕事も先話と同じであると私は感じます。先輩方が築き上げてきた伝統を重んじ、大切にしながらも新しい感性を融合させながら、より良い介護を提供し、お年寄りをしっかりと支えていくことが必要である思います。
どうか皆様のお力で安全でご利用者がより良い豊かな生活をおくれる様、励んでください。
今年もよろしくお願いいたします。
社会福祉法人 平成会 理事長 小松 弘
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新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
〇理事長からの年頭挨拶
昨晩のNHKで京都の楽家(樂吉左衛門63歳。千利休が愛した茶碗を作った長次郎以来、400年の伝統を誇る樂家の15代当主)の特集番組をみました。当主(楽氏)は日本文化の継承者ともいえる存在ですが、伝統に安住せず、前衛芸術を思わせる茶碗は、国の内外で高い評価を得ております。今、当主はこれまで追求してきた激しさ・力強さと同時に“静けさ”をも併せ持つ茶碗を作りたいという強い思いのもと、アクシデントを乗り越え、茶碗作りにかける姿のドキュメンタリー番組でした。千利休が愛した茶碗の伝統を変わることなく現代まで受け継ぎ、新しいものを取り入れていく事に困難を覚えながらも、時代の変化とともに新たな感性をこの伝統に取り入れて行かなければならないと感じているようです。伝統を守ることと新しい感性を組み入れていくことは背反する最大の矛盾ではありますが、時代の移り変わりと共にこの様な変化が必要であると当主は仰っておりました。
お年寄りの生活を支えていく私どものお仕事も先話と同じであると私は感じます。先輩方が築き上げてきた伝統を重んじ、大切にしながらも新しい感性を融合させながら、より良い介護を提供し、お年寄りをしっかりと支えていくことが必要である思います。
どうか皆様のお力で安全でご利用者がより良い豊かな生活をおくれる様、励んでください。
今年もよろしくお願いいたします。
社会福祉法人 平成会


理事長 小松 弘